世界的人気を誇るBTS(防弾少年団)について、脱退や解散に関する噂が度々浮上しています。
特に兵役期間中の2022年から2025年にかけて、様々な憶測が飛び交っていました。これらの噂の真相と最新状況について、事実に基づいて詳しく解析します。
2025年契約更新の現状と真実
BTSの契約問題は、多くのファンが最も関心を寄せる話題の一つです。現在の契約状況を正確に理解することで、脱退噂の真偽を判断できます。
2023年9月の契約更新発表
2023年9月20日、HYBEは「BTS全員がHYBEと再契約」という趣旨の発表を行いました。報道資料には「HYBEは再契約締結を契機に、2025年に希望しているBTSの完全体活動を共にできるようになった」として「HYBEとBIGHIT MUSICは、BTSの地位がより一層強化されるよう可能性のあるすべての支援を尽くす」とまで書かれていました。
契約更新における実際の問題点
しかし、韓国メディアが取材したところ、9月20日時点でHYBEと再契約しているメンバーは1人もいませんでした。韓国メディアからの取材に対してHYBE関係者は、まだどのメンバーとも再契約を締結していないことを認めました。
リーダーRMによる2025年への約束
このニュースを受け、リーダーのRMはインスタグラムに契約書の写真と「♡2025♡」というメッセージを投稿。数年後、完全体として戻ってくることをARMY(ファンの愛称)に約束しました。
テテとジョングクの脱退噂の検証
特にBTSの人気メンバーであるテテ(V)とジョングク(JUNG KOOK)の脱退噂について詳しく分析します。
脱退噂が生まれた理由
テテとグクが脱退すると言われた理由はソロ活動に専念するためです。テテはソロ活動を本格的に始めるために、契約を更新せずにBTSから脱退をするという噂は度々出ていました。テテは俳優活動も経験したことがありますよね。今後は歌だけではなく俳優の仕事にも力を入れていくためにも、グループよりもソロで活動したほうがいいと感じるファンは実際に多いようです。
公式見解と事実
BTSは2018年に1回目の7年間の契約を更新しました。そして、2023年には2回目の契約更新が発表され、ファンとしては嬉しいニュースでしたよね。このことから、兵役後の2025年以降もBTSとして動することが決まっています。そのため、テテとグクが兵役後に脱退することはないことが分かりましたね。
SUGAの飲酒運転事件と脱退要求の実態
2024年8月に発生したSUGA(ユンギ)の飲酒運転事件により、一部から脱退要求の声が上がりました。この問題の経緯と対応を詳しく見ていきます。
事件の概要と処分
SUGAは兵役中の2024年8月6日、飲酒後に電動スクーターを運転し、帰宅途中に転倒。当時、SUGAの血中アルコール濃度は韓国の免許取り消しレベル(0.08%以上)をはるかに上回る0.2%以上でした。SUGAは9月10日、道路交通法違反の罪で、罰金1,500万ウォン(約158万円)の略式命令を受けました。
脱退要求と花輪事件
13日、HYBE社屋前には、「ミン・ユンギ脱退して」と書かれた花輪20基が並べられました。「BTS脱退」を求める声が強まっています。韓国の各メディアも同日「SUGAは正常な形で、休暇を使っている。事実上、服務が終わった」などと報じた。
HYBEの公式対応
そういった声に対して、HYBEは「脱退は話にならない」「ファンの間の葛藤を解消するためにさらに謝罪し努力する」と述べたといいます。サムスン電子の関係者はコリアヘラルドに「その人物のファンダムと関係なく、社会的物議をかもした人物をブランドアンバサダーとして前面に出すことはリスクがある」「重大な事案で、とても慎重な検討が必要だ」と述べています。
世界的ファンコミュニティの反応
世界58カ国の「ARMY(BTSファンクラブ)」は、SUGAさんが「飲酒スクーター」論争で一部から脱退要求を受けていることに関連し、「7人のBTSを支持」する声明を発表し、一部の「SUGA脱退要求」を一蹴しました。
グローバルARMYの圧倒的多数は、SUGA脱退に反対の立場を示しています。
2025年完全体復帰の遅れと2026年説
当初予定されていた2025年の完全体復帰について、最新の情報では遅れる可能性が示唆されています。
2026年カムバック協議の報道
2025年6月に全員が兵役を終え、メンバーが揃うことになっていたBTSですが、グループとしてのカムバはいまだ決定しておらず、2026年にカムバすることを協議中…とのことです。11月5日午前に行われたHYBE第3四半期実績発表カンファレンスコールで、BTSの今後の活動計画および売上寄与度に対するHYBEの計画が出ました。
完全体復帰への不安視する声
現在2026年の完全体活動についてメンバーと議論中だ」と回答。投資家の間では、全メンバーが除隊した2026年にツアーの開始が織り込まれていた模様。回答は想定外と受け止められ、憶測を呼んでいます。メンバー達は2023年9月ごろ、2度目の再契約を締結。その契約期間は3年とすると、2026年が契約満了年。一部では、再契約交渉が上手くいっていないのではないかとの声も聞かれて、活動再開を不安視する声につながっています。
兵役期間中のメンバー状況と今後
2025年6月時点で、BTS全員の兵役が完了し、完全体が実現しました。各メンバーの兵役状況を整理します。
兵役完了状況
JINは2024年6月、J-HOPEは同10月、RM(アールエム)とV(ヴィ)は10日、JUNG KOOK(ジョングク)とJIMIN(ジミン)は11日に、それぞれ韓国軍を除隊しています。BTSメンバーで唯一、まだ兵役現役中のSUGA(シュガ)が、すでに社会服務要員として勤務を終えていた。
SUGAの兵役完了
SUGAの招集解除日は21日。その前に、残った年次休暇を使って、これ以上服務地で勤務しなくてもよくなった。韓国の各メディアも同日「SUGAは正常な形で、休暇を使っている。事実上、服務が終わった」などと報じた。これでBTSメンバーが全員そろうことになります。
2025年BTS FESTAと完全体復活
2025年6月、BTSは12周年を記念する「BTS FESTA」を開催し、完全体として復活しました。
史上最大規模のFESTA開催
12周年となる2025年のイベントは、過去最大規模で開催され、2週間にわたってオンラインとオフラインの両方で様々な活動が行われた。ファンたちは世界中から韓国に集り、「ARMY」と呼ばれるBTSファンコミュニティの結束力を改めて示した。
兵役期間中のソロ活動成功
BTS全体としての活動は休止していたものの、各メンバーは兵役期間中もソロ活動で大きな成功を収めた。この期間に発表された個人作品は、世界的にヒットし、BTS復活への期待をさらに高めることとなった。
- ジョングク:「Seven」「Golden」などのソロアルバムが世界的ヒット
- ジミン:「FACE」「MUSE」で個人としての音楽性を確立
- V:「Layover」で独特の音楽世界を表現
- J-HOPE:ワールドツアー「Hope on the Stage」を成功させる
- ジン:「The Astronaut」などでファンとの絆を深める
- RM:「Indigo」「Right Place, Wrong Person」で内省的な作品を発表
- SUGA:プロデューサーとしても多くのアーティストとコラボレーション
経済効果とHYBE株価への影響
BTSの解散や脱退は、韓国経済とHYBE企業価値に直接的な影響を与える重要な要素です。
BTSの経済効果
CNNは、「BTS効果」が新型コロナウイルス感染症のパンデミック以前から観光業に大きく貢献していたと報じた。BTSグループはHYBEグループの株価をSM、YG、JYPといった強力な競合企業を上回る水準に押し上げた。現代経済研究所の報告書によると、BTSは韓国に最大4兆1000億ウォン(75兆億ドン以上)の経済効果をもたらしている。
HYBEにとってのBTS重要性
再契約は2024年だと思いますが、BTSの解散と脱退はHYBEの株価大暴落に直結するので、HYBEの株を保有しているメンバーがするとは考えにくいです。パンPDが株を付与した背景にはBTSがHYBEから独立したり、退所することを防ぐ目的もあると思うので。
まとめ:BTS脱退・解散説の結論
詳細な調査と分析の結果、現在流布されているBTSの脱退・解散説について以下の結論に達しました。
脱退噂に関する結論
テテとグクの脱退噂については、2023年の契約更新により完全に否定されました。7年契約であれば2030年までBTSとして活動することができるということです。SUGA の飲酒運転事件による脱退要求についても、HYBEは「脱退は話にならない」と明確に否定し、世界58カ国のARMYが「7人のBTSを支持」する声明を発表しています。
解散説に関する結論
2025年に全員の兵役が完了し、12周年FESTAで完全体として復活したことで、解散説は完全に否定されました。ただし、グループとしての本格的な活動再開は2026年になる可能性が高いことが判明しています。
今後の展望
SUGAの正式除隊が完了すれば、BTSは完全に2022年以前の活動体制に戻ることができる。7人全員が揃った状態での新しい音楽制作、ワールドツアー、各種プロモーション活動への期待が高まっています。2年間の空白期間を経て、より成熟したアーティストとして帰ってきたBTSが、今後どのような音楽と活動を見せるのか、世界中の音楽ファンが注目している。
結論として、現在流布されているBTS脱退・解散説は、事実に基づかない噂であることが明確になりました。
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